白にきびとは? |

白にきびとは、皮膚が内側からぷっつりと小さな突起が出るように盛り上がるようになっているものの、その突起の色は肌の色とほぼ同じか、皮膚のう中にやや白いものが透けて見える程度、という状態のにきびのことを指します。
この白ニキビの時点では皮膚の炎症も起きていませんので、まさに白にきびは「ニキビの初期状態」と考えていいでしょう。
かゆみも痛みも赤みもなく、色的にも目立たないため、「何だか肌に小さなブツブツができた」と、ニキビであることすら認識されないというケースも多いです。
白にきび発生の大きな原因となるのが、肌のターンオーバーの乱れなどによる、古い角質の残留です。
古い角質が肌の上に残った状態のまま放置しておくと、やがてそれは皮膚の汚れなどとともに毛穴をふさいでしまいます。そして毛穴がふさがった中に皮脂が溜まり続けて大きくなっていき、時間とともに白にきび独特の突起状を形成していく、というわけです。

さらに、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れで皮脂分泌が過剰になっている時は、より毛穴が詰まりやすくなるだけでなく、皮脂が白にきびとして皮膚内に溜まるスピードも早めてしまいます。
と、ここまで聞くと「白ニキビが初期のにきびといったって、かなり大変なものじゃない」とあわててしまうかもしれませんが、白にきびがまだ小さい段階なら、対策はじゅうぶん可能です。
正しい洗顔で毛穴の詰まりを取り除き、正しいスキンケアで皮脂が過剰分泌しないようしっかりと保湿をしましょう。(油を与えるのではなく、水分を保持できる保湿を心がけるのがポイントです)

同時に、睡眠リズムや食生活を改善することで肌のターンオーバーを正常化すれば、たいていの白にきびは自然に治まっていきますよ。
白にきびの対策としてやってはいけないことは、「小さいうちにつぶしたほうがダメージが少ない」と思って、爪などで白にきびを無理やり破裂させるようにつぶしてしまうこと。
白にきびは皮膚の内側に皮脂が溜まっている状態ですから、これをつぶすということは、皮膚を内側から強引に破いてしまうことになります。
小さなニキビのために、皮膚に大きなダメージを与えるようなことは、絶対にしないようにしましょう。もし痕が残ってしまったら、きっと後悔しますから。